まだ試験採用されて3週目が終わったところですが、「明細書が書けない!取っ掛かりがつかめない!」への自分なりの対策をメモ。
結論から言えば、
「何が何だかわからなくても、とにかく手を動かす。キーを叩く。絵図を書く」
それで「あぁ、こういう感じか・・・」とわかってくる。
大抵は、「何がわからないのかわからない」から書けない場合が多い。
→血反吐を吐いてでも「わからないところ」と「わかるところ」の「境界線」をつかみ取る。
→最初から所長が理解困難すぎる発明を課題として与えるわけじゃない。
→なんだかんだで、関西最底辺私立理工系単科大学中退から地方国立大学機械工学科を最下位で卒業、の経験は無駄ではない…と言い聞かせる。
具体的には、
・テクニカルタームがわからないのか?それは学術用語なのか業界用語なのか。
・改良発明前の従来技術をお手本とする場合、そのお手本から本発明へどう派生したのか、かがわかってないのか?
・製品の挙動がイメージ出来ないのか?
・単なる(大学1・2年レベルでの)勉強不足なのか?
・図面がクソだからなのか?改良を加えるべきなのか?
・お手本(改良発明以前にあった従来技術をお手本とする場合)とのアナロジーが、逆に邪魔をしているからなのか?
お手本に気を取られるすぎると、書けない場合が多い。
→特許明細書独特の「型」は、在って無いようなもの。簡単に守破離が通用する。
・発明の「根幹」がなんなのか、ちゃんとわかっているか?
・言葉や細かい言い回しに気を取られすぎていないか?
・枝葉末節に気を取られすぎていないか?
・4W1Hがわかっているか?
→その発明は何が目的なのか(What)
→何故その発明を作ったのか(Why)
→新規性・進歩性はどこか(Where)
→どれが「枝」でどれが「幹」なのか(Which)
→動的な発明の場合、どのように動くのか?(How)
→どう製造するのか?(How)
最初からスナイパーライフルで狙おうとするよりも、マシンガンを「考えながら」連射する姿勢が大事…かな。
☆意外と、深層心理下で「怖いから書けない」という場合もある。
→「入って一ヶ月経ってないのにすぐにプロに通用する明細書が一発で書けるわけねーだろ!ボケ!!」・・・・・・という、開き直りが大事。
・最初から完璧に書こうとしていないか?
・ミスが怖いのか?
・怒られるのが怖いからなのか?
・全面的に書き直しが怖いのか?
…かな。
9月までに、「週1、5日間で明細書(図面を含む)を一本書き上げる」のが目標と所長に厳命されました。
これが出来なかったら首チョンパです。
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